建築CADの遍歴

前回建築CADの始まりについてお話しました。

今回は、建築CAD半世紀の遍歴についてお話します。

建築CADが世の中に出てきて第1次のブームは、いわゆるバブル経済前だったと思います。

世の中はバブル経済で沸き立ち、高額な商品もどんどん売れるそんな時代の中建築CADソフトもSCADがかなりの勢いで市場を席巻しました。

SCAD(スー〇―キャド・まだ商標登録されていると思われるので〇にしています)は、重厚なカタログを全国の設計事務所や建築会社に発送し、シェアを広げていきました。

全盛期には、ヘリコプターでサポートします!と謳って息巻いていました。(どこに着陸するねん?って思いましたが…)

当時700万から1500万ぐらいしたかと思います。ハードもセットで大判プロッター(A1サイズ)も結構納品した記憶があります。

バブルがはじけ、冬の時代を迎えましたが、建築CADも価格がどんどんダンピングされていき、群雄割拠の時代へと入っていきます。

当初は図面化することが建築CADの主たる目的でした。平面図・立面図・外観パース・内観パース等々

そこから申請図や実施設計図もできるように進化していきました。

そのような中【阪神淡路大震災】が起こります。

今までの図面主体のCADからいろいろな計算機能を持ち合わせたCADへと進化していきます。

筋交い計算や耐力壁計算・金物計算などいろいろな法令に準拠した計算もできるCADシステムへと進化していきます。

そのような中、図面化・各種の計算が強いCADシステムが徐々に市場に広まっていきます。それが、〇ーキトレンドです。

設計事務所・設計部のある建築会社などから広まりを見せていきます。同時に工務店や建築会社にも広まっていきました。

一方OSにおいてはWindows (ウィンドウズ)が世の中を席巻し、Windows95→Windows98→WindowsMEと進化していきます。

一方建築CADも色々なニーズが出てきて、もっと素早くもっと簡単に使える建築CADの要望が高まっていきます。

そのような中リリースされたのが、Walk in home(ウォークインホーム)です。

当初は手書きの図面をスキャナーで読み込み瞬時にパース化するというのがうけて、広がりを見せていきます。

後発なので、完全WindowsCAD(ウィンドウズキャド)という点でも使い易かったと思います。

現在では使い易さだけでなく、図面化する機能や、各種法令に準拠した計算機能も持ち合わせ、誰でも簡単にすぐ使える建築CADシステムへと進化しています。